整形外科
診療時間
午前 | 午後 |
---|---|
9:00~12:00 | 15:00~17:00 |
※水曜日午後の診療のみ 14:00~診療開始になります。
外来担当医表
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
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午前 | 凌 晨光 手外科・骨粗鬆症 予約制 | 凌 晨光 手外科・骨粗鬆症 予約制 | 非常勤医師 | 非常勤医師 | 山村 則文 脊椎 | 埼玉医大 |
野原 広明 脊椎 | 山村 則文 脊椎 | |||||
午後 | 凌 晨光 手外科・骨粗鬆症 | 凌 晨光 手外科・骨粗鬆症 予約制 | 吉野 恭正 脊椎・骨粗鬆症 ※14:00~ | 埼玉医大 | 山村 則文 脊椎 | |
野原 広明 脊椎 | 山村 則文 脊椎 |
※金曜日午前中は、手術の為休診となる場合があります。
お電話またはホームページのお知らせ(休診)ページにてご確認ください。
医師紹介
凌 晨光
Rin Shinkou
- 出身大学
- 群馬大学卒
- 資格
- 日本整形外科学会専門医
日本手外科学会専門医
山村 文則
Yamamura Fuminori
- 出身大学
- 東邦大学卒
- 資格
- 日本整形外科学会専門医
野原 広明
Nohara Hiroaki
- 出身大学
- 福島県立医科大学卒
- 資格
- 日本整形外科学会専門医
関根 巧也
Sekine Takuya
- 出身大学
- 埼玉医科大学卒
- 資格
- 日本整形外科学会専門医
吉野 恭正
Yoshino Yasumasa
- 出身大学
- 埼玉医科大学卒
- 資格
- 日本整形外科学会専門医
日本骨粗鬆症学会認定医
概要
整形外科とは、運動器の病気や怪我を診療する科です。
立つ、歩く、物を持つなど体を動かすために必要な部分を運動器といい、骨、関節、靭帯、腱、神経、筋肉などが含まれます。
頭と内臓以外はすべて整形外科の分野です。
体のどこかが痛い、事故で怪我をした、手足が痺れて思うように動かせないといった症状でお悩みでしたら、整形外科を受診してください。
- 肩こり
- 腰痛
- 関節痛
- 打撲
- 捻挫
- 骨折
- 突き指
- 切り傷
- 手足の痛み
- 手足のしびれ
- 手足の指の変形
- 扁平足
- 骨粗しょう症
- 事故に遭ったとき
手術件数
2021年度 | |
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骨折観血的手術 | 67 |
人工骨頭挿入術 | 14 |
骨内異物除去術 | 5 |
腱鞘切開術(指) | 4 |
手根管開放手術 | 4 |
骨折経皮的鋼線刺入固定術 | 3 |
骨折経皮的鋼線刺入固定術 | 1 |
その他 | 134 |
合計 | 232 |
治療について
整形外科では骨折、筋、腱損傷などの外傷に対して手術治療を行います。
外科というのは手術で治すという意味があるので手術で治すこともありますが、転位の少ない骨折また骨癒合しやすい子供の骨折は手術しなくても十分よく治癒します。
骨折の保存治療(手術をしないで治すことを保存的治療といいます)には一般的にはギプスを3~4週間巻いて骨癒合するのを待ちます。
その間外来で一週間に一度くらい来ていただいてX線で骨折部の再転位がないかチェックしていきます。骨がつくまでに約1か月、ギプスで固めてしまった関節がもとのように動くまで1か月はかかりますので一度骨折すると外来通院治療で済む骨折でも最低2か月は不自由な思いをしなくてはならないことを覚悟してください。
筋挫傷の代表的なものはいわゆる“肉ばなれ”ですが、これはたいてい手術の必要なく安静にしてスポーツ禁の状態を3週間保っていただければ痛みもなくなり治癒していきます。
ただしもとの筋組織よりもより柔軟性のない繊維組織におきかわるため100%回復は厳しいかもしれません。
腱損傷には開放創と皮下断裂(足を踏ん張った時にプチンと切れてしまうアキレス腱断裂がこれです)があります。手の開放創などでは腱が切れてしまうことも多々あり、これは手術により縫合するのがほとんどです。
アキレス腱断裂の治療は保存的治療(ギプスで8週間くらい固定する)と手術的治療がありますが当院ではより確実な治癒を目指してもっぱら手術治療を薦めています。転位の激しい骨折や、骨折により寝たきりになってしまうリスクの高い大腿骨近位部骨折は入院して手術していただくのが基本で、当院で年間もっとも多い手術は大腿骨近位部骨折に対する観血的骨折手術と人工骨頭挿入術です。
なお、人工関節置換術は当院では行っていませんので、他院に紹介させていただいています。
外傷に対する治療の他には、変形性膝関節症に対する膝関節へのヒアルロン酸の注入、肩関節周囲炎にに対する関節内注射や理学療法、腰部脊柱管狭窄症に対する薬物療法の他、60歳以上の主に女性の骨粗鬆症に対する薬物治療等整形外科で治療すべき疾患はたくさんあります。
前述しましたが、整形外科医の仕事の半分は外傷に対する手術治療や保存治療です。
あまりにもひどい外傷は当院では対応できないこともあります。
高エネルギー損傷による多発外傷でICU管理が必要な患者さんや、手指の切断による微小血管縫合を必要とするような外傷です。当院当科には手外科専門医、脊椎専門医などが外来にでていますが、顕微鏡的血管縫合や顕微鏡的神経縫合を必要とする場合は水曜日だけは形成外科にお願いして手術できる場合もありますが、その他の曜日は他院に紹介しております。
今整形外科から発信しているトピックに「ロコモーティブ・シンドローム」があります。平均寿命と健康寿命には約9年のギャップが存在します。
長寿だけではない、元気に長生きしていただくことがこれからの高齢化社会には不可欠な事柄であり、そのためにはロコモ予防が大切です。寝たきりになってしまう原因には変形性膝関節症(膝が痛くて歩けなくなってしまう)、腰部脊柱管狭窄症(間歇性跛行により歩けなくなってしまう)、骨粗鬆症(軽微な外傷により骨折してしまい、それがもとで歩けなくなってしまう)など整形外科疾患がとても多いのです。
上記に示したようにそれぞれに当科で対応した治療を行っています。特に骨粗鬆症治療はここ数年でめざましい発展を示しておりますが、当院ではほとんどの種類の骨粗鬆薬を用意して個々の患者さんに最もあった治療をするように心がけています。